2018-04-26 救われない朝 朝がくる。 何も変わらない日。 楽しそうな学生達。 優先席を譲らない社会人。 窓から漏れる希望に満ちた顔した光。 何も変わらない。 昨晩、苦悩に歪んだ夜から 何も変わらない。 それでも朝はくる。 先延ばしにしてきたツケを払うときだ。 誰も手を握ってくれはしない。 手を差し伸べる振りはしても 誰も手を強く握りしめてくれはしない。 自分を救ってくれるのは 自分だけ。 救われない自分がいるのは 自分が足りないからだ。 自分が至らないからだ。 先のない道。 朝になればまた明日がくる。 また救われない朝がくる。