明日の手前少し前。

今日の終わりと明日への片道切符。吐き出される虚無感。

空気になることで

なんとなくここにいて

あらゆる雑音に聞き耳を立てながらも

聞こえないふりをして

部屋に漂うように

高原に流れるような

澄んではいない、さわやかではない

なんとなく澱んだ空気になる。

 

重たくのしかかるようでなく

臨機応変に順応するように

そんなとこばかりうまくできるように

なんとなくその場にいないような。

 

誰にも

誰とも

なんら関わってなくとも

 

それでいい。

 

いつかたどり着く筈の場所は

ここでないから。

 

いつか

たどり着く