明日の手前少し前。

今日の終わりと明日への片道切符。吐き出される虚無感。

過ぎ行く

過ちも

輝きも 

全て過ぎ行く。

 

形もなく

残り香もなく

ただぼんやりと

ただ漠然とした、幸せや不安。

 

記憶は曖昧で

身勝手に味付けして

楽しかったような

無敵だったような

そんな過去を作り出す。

 

こうして続く闇も

いつか過ぎ行くのだろうか。

 

そのとき

僕は何者かになれているんだろうか。

 

今はただ

過ぎ行くのを待っている。

 

 

 

ラストデイ

必ず来る最後の日に

ぼんやりと窓の外を見ていた。

同じ速度で、外から僕を見ている人がいる。

光のようで

闇のようで

 

今となっては

どちらにせよ、同じこと。

 

僕を信じる人達に

詫びる事さえ儘ならぬ、真っ逆さまな

真っ最中。

 

漫画やドラマなら

きっと次回予告が入るような

そんなタイミングで

 

奇跡が起きるのを

多分僕は待っている。

明日なんて、今日に判を押したような顔でやってくるのに。

 

救われないラストデイ。

 

 

 

 

 

by the (rail)way

明日は見えぬままか。

プラスチックのレールを繋ぐ日々。

沢山のガラクタの山から

その日、その日なんとか繋ぐ道程を。

 

明日の用意などできず 

真っ暗闇なトンネルで、何処までこのレールがあるのかさえもわからない。

 

油の切れそうな、頼りないカンテラ

照らすこの道は

きっと昨日も通った進歩のない道。

 

いつか見た、眩しい夕陽と

希望以外知らなかった日々よ。

サヨナラを言う時は近い。

 

エンドロールのその後に

何かがあるんじゃないかと

期待した日があった。

 

もう終わっているのに

まだ何か起こるんじゃないかと

期待する日々。

 

無駄ばかりを積み重ねて

一体何を手に入れたんだろうか。

 

エンドロールのその後に

いつか見た夢なんか

あるわけない。

悲しさ草

何と無くだから

何と無く過ぎるのだろうと高を括っていた

先など無いのだから

笑うことだけが美しく咲く術だった

 

何も変わらないと何と無く

誰も傷つかないと知らない振りをしていた

 

風が吹けば

吹き飛んてしまうだけの2人

 

ただ残されたのは

花を散らした悲しさ草

押しつぶされそうなら

もしも君が何かに押しつぶされそうならば

僕も一緒。

 

余程までの幸運と

稀にある非常識に恵まれなければ

きっとこの先に待つのは最後だろう。

 

最後にたどり着く道のりを

今はゆっくりと歩いている。

吐きそうな不安や泣き腫らした目を開き

 

時折、スピードを上げて

最後に向かう。

 

平凡な日々を乞いながら。

自業自得デイズ

何もうまくいかないと

世界や人のせいにしてしまうだろ。

 

どうしようもなくなった時

ふと、神様に頼んだりするだろ。

縋る藁さえないのにさ。

 

「嫌なことばかり起きる。」

 

なんて全て自分のせい。

神様お願いします。

 

なんて俺が神様でも聞けないよ。

自業自得の日々を

繰り返す。

 

ループする因果応報。