明日の手前少し前。

今日の終わりと明日への片道切符。吐き出される虚無感。

陽に惑うなかれ

浮き沈み繰り返す中。

厚い雲から漏れる光の如く

道が拓けるような感覚。

 

救われたと心持ち

踊るような心地の中、ふと我に還り

小躍りする我を俯瞰する我を知る。

 

遠くをみるような

それでいて、光消えそうな瞳。

諦めにも似た表情には

悟りさえ感じる。

 

雨続きの大地に

降り注ぐ雨の如く

待ち侘びたものにすがるように

降って湧いた陽の光に

我、惑うなかれ。

 

行くも

行かずも

最後は自分がやるしかない。

暖かそうな

その陽の光に

我、惑うなかれ。

 

顔を上げ、光を真に感じるまでは。