陽に惑うなかれ
浮き沈み繰り返す中。
厚い雲から漏れる光の如く
道が拓けるような感覚。
救われたと心持ち
踊るような心地の中、ふと我に還り
小躍りする我を俯瞰する我を知る。
遠くをみるような
それでいて、光消えそうな瞳。
諦めにも似た表情には
悟りさえ感じる。
雨続きの大地に
降り注ぐ雨の如く
待ち侘びたものにすがるように
降って湧いた陽の光に
我、惑うなかれ。
行くも
行かずも
最後は自分がやるしかない。
暖かそうな
その陽の光に
我、惑うなかれ。
顔を上げ、光を真に感じるまでは。