溜まり
クソみたいなやつに
理不尽の塊みたいな言葉を投げつけられる。
クソみたいなやつに
クソみたいな言葉で返す。
同じだな。
ここはクソ溜まりだ。
俺も
クソ溜まりの中で威勢を張っているだけの
同じクソだ。
明るい暗闇
目を背ける
無機質な白に。
明るいような暗闇に
身を閉じる人たち。
他人事のように見ている。
それこそ
俺だったわけ。
なし
果てはない。
底もない。
ただ落ちて行く。
上がるのはきつい。
落ちるのは超速だ。
先は見えない。
約束もない。
不安に身を焦がし、
こんな筈じゃなかった。
俺はまだやれる。
こんなところでくすぶりたくない。
そんな風にもがいてる。
出口にはうっすらと灯りが見える。
でもどうやって登ればよい?
助けなどない。
まずは一歩、踏み出す勇気がほしい。
今すぐに。
大丈夫。
遅いことなど何もない。
エンドレスサスピション
いつになく素晴らしい朝に
くだらない疑問が頭を廻る。
晴れることのない疑念の、中で繰り返す葛藤。
時は流れ、凍えた空気は溶け始め
生温い空気に包まれた青葉の頃
希望や夢に溢れた若者たちに紛れ
不安や欲望に呑まれそうな僕等は
ただ繰り返す日々に流されて
今は待つしかない
来るかもわからない
その「時」に備えて
いつになく素敵な朝に
掻消せない疑念が脳裏を過る。
晴れることのない疑念の中で繰り返す葛藤。
終わらない。
暁に背を向けば。
伸びる影は頼りなく
不安げで。
影落とす心内のように
曇る窓の如く。
暁に背を向けば
眩しいものを見ずに済む
ただその背にずっしりと感じる不安
あらゆる感情
そんなものを、ひと時忘れられる。
時代は流れ、
世界は変わる。
その中で失いながら
得るものもなく
ただ間違いを正当化して
進む未来
すぐ側の人たちよ
先にはどんな未来を描く?
きっと同じ道を歩む
そしていつか
暁に背を向けて
赤い陽を感じるんだ。
風吹けば
強い風に目を閉じる。
一瞬。
迷いが消え、先が拓けたと感じる。
錯覚にも似た瞬間に
戸惑う間も無く
目を開けは、
時はいつも顔して回っている。
目も眩む程のキラついた話も
到底信じられない魅力的な未来も
懐疑的な頭で会議的な段取りを得て
当たり前のように却下する。
余りある保険にまみれながらしか
玉手箱は開けられない。
何処か遠くで、ひっそりと
岩陰に隠れながら
強い風に吹かれて転ぶ
他人を見てる。
そうして、明日も過ごすんだ。