明日の手前少し前。

今日の終わりと明日への片道切符。吐き出される虚無感。

どこまでも

いつも

振り返る。

 

あのとき

どうしてこうしたのか

 

あのとき

なぜこれを選んだか

 

どこまでも続く道

果てしない道のりの道中に

小さな幸せと大きな荷物。

 

場所はどこでも同じ

プライズなど期待するな

地球滅亡を計算に入れるな

 

明日はくる

終わりがくれど始まりはある。

 

どこまでも果てしない

道はただ

お前の為に続く。

 

悲しいけれど。

頼りない盾がある。

誰を守れる?

自分さえ守れない人が持つ盾に

何を期待しろというのか。

 

言葉に傷つき

言葉で傷つける。

 

誰かを憎み、殺めるまでの憎悪を

心に感じても

その先には歩めない

 

盾はそこで強くなり

自分を殺める。

 

どうにもならないことばかりで

どうにもしない。

盾に身を隠し、偽りながら生きていく。

 

仕方ないと

誰かを憎みながら

陰口を刻みながら

生きていく。

 

いっそ盾で殴り倒したい気持ちばかり。

 

なし

果てはない。

底もない。

 

ただ落ちて行く。

上がるのはきつい。

 

落ちるのは超速だ。

 

先は見えない。

約束もない。

 

不安に身を焦がし、

こんな筈じゃなかった。

俺はまだやれる。

こんなところでくすぶりたくない。

 

そんな風にもがいてる。

 

出口にはうっすらと灯りが見える。

 

でもどうやって登ればよい?

助けなどない。

 

まずは一歩、踏み出す勇気がほしい。

今すぐに。

 

大丈夫。

遅いことなど何もない。

 

エンドレスサスピション

いつになく素晴らしい朝に

くだらない疑問が頭を廻る。

晴れることのない疑念の、中で繰り返す葛藤。

 

時は流れ、凍えた空気は溶け始め

生温い空気に包まれた青葉の頃

希望や夢に溢れた若者たちに紛れ

不安や欲望に呑まれそうな僕等は

ただ繰り返す日々に流されて

 

今は待つしかない

 

来るかもわからない

その「時」に備えて

 

いつになく素敵な朝に
掻消せない疑念が脳裏を過る。
晴れることのない疑念の中で繰り返す葛藤。

 

終わらない。

 

寄る波

気づけば

かなり歩いた。

始まりが見えないほどに。

 

幾つかの分岐点や

幾つかのチャンスがあったように

その幾つかを活かし

幾つかを無にし

 

今がある。

 

後悔は止まぬように

何が正解かもわからない。

 

わづかな幸せや

掛け替えないものはここにある。

 

対岸の火事に胸を撫で下ろし

隣の芝の青さを羨みながら

なんとなく生きている。

 

大きな成功はまだない

沢山の失敗をしてきたけど。

もしかするとこれで良いのかもしれない。

 

春がやってくる。

押し寄る波のように。

 

たまに振り返れば

これもまた人生。