明日の手前少し前。

今日の終わりと明日への片道切符。吐き出される虚無感。

リセット+

髪を切る。

30センチの黒い塊が落ちていく。

 

背負っていた

黒い塊が心を軽くするがように

フロアに漂う。

 

新しい世界に見えるほど

リセット。

 

一瞬の煌きが

また心を支えてくれることを

ただ想う。

 

背負っていたのは

くだらないプライドと

年輪に贖う馬鹿馬鹿しさ。

 

ドアを開ければ

その、階段降りたら

リセット。

 

また明日は新しい日々。