明日の手前少し前。

今日の終わりと明日への片道切符。吐き出される虚無感。

つまりその。

何があるんだろうか。

逆向きに座り、生温かい風を感じながら

遅すぎた線引きに目を眩ました。

 

つまりその。

何処なんだろうか。

 

皆が歩きたがるその先にある場所は。

 

貨物列車が過ぎる度に

切り裂くように

空間を削ぎ落とすように

冬は浸迫る。

 

つまりその。

このまま歩く道に

未来などあるんだろうか。

 

誰に聞けばよい?

そんなこと

真夜中は


切り裂くように
冬を包み育む。