明日の手前少し前。

今日の終わりと明日への片道切符。吐き出される虚無感。

わからないまま

何もわからないまま

目に入らぬように進む。

手をかざし

悪いことから目をそらし

嘘ばかりの前向きさで固めた

脆い鎧を纏う。

 

明日になっても

変わらない

朝が来たって

何も改善しない

 

爆発的な幸運が訪れたとしても

先は見えている。

見えている先に怯えながら

逃げるなら

このまま嘯いていけばいい。

 

いつからか

いつだって

誰とも交れなくなり

いつからか

いつだって

心から笑えなくなった

 

不安に渦巻いた心に巣食う

どうしようもない闇

いっそ終わってしまえば良いと

いつも

思っているから

 

先が見えないんだ。

 

わからないまま消えるだけ。