明日の手前少し前。

今日の終わりと明日への片道切符。吐き出される虚無感。

少しプラス、大きくマイナス。

少しの幸せを貰ったことを

脳は覚えている。

ほんの少しの幸せを貰っただけのことを

バチバチと覚えているんだ。

 

少しプラス。

 

でもすぐに大きくマイナスな出来事が起こってただただ何も残らない。

空っぽの手のひらに、空っぽのココロ。

虚無感に激しく襲われて

自分という存在価値を見出せない。

 

誰にも必要とされず

 置き去りにされた。

 

希望なんてない。

ただただその場凌ぎの旅を続けるしかない。

 

わかっているんだ。

あの時、ああしていたら良かったって。

わかっているんだ。

何度も手を差し伸べてくれた人を裏切っているって。

 

情けない大人になった。

大きなマイナスを、小さなプラスで誤魔化してきた。

 

笑えない夜が来た。 

明日などない、明日などなければ、全部チャラになるのに。