明日の手前少し前。

今日の終わりと明日への片道切符。吐き出される虚無感。

過ぎ行く

過ちも

輝きも 

全て過ぎ行く。

 

形もなく

残り香もなく

ただぼんやりと

ただ漠然とした、幸せや不安。

 

記憶は曖昧で

身勝手に味付けして

楽しかったような

無敵だったような

そんな過去を作り出す。

 

こうして続く闇も

いつか過ぎ行くのだろうか。

 

そのとき

僕は何者かになれているんだろうか。

 

今はただ

過ぎ行くのを待っている。