明日の手前少し前。

今日の終わりと明日への片道切符。吐き出される虚無感。

寄る波

気づけば

かなり歩いた。

始まりが見えないほどに。

 

幾つかの分岐点や

幾つかのチャンスがあったように

その幾つかを活かし

幾つかを無にし

 

今がある。

 

後悔は止まぬように

何が正解かもわからない。

 

わづかな幸せや

掛け替えないものはここにある。

 

対岸の火事に胸を撫で下ろし

隣の芝の青さを羨みながら

なんとなく生きている。

 

大きな成功はまだない

沢山の失敗をしてきたけど。

もしかするとこれで良いのかもしれない。

 

春がやってくる。

押し寄る波のように。

 

たまに振り返れば

これもまた人生。