明日の手前少し前。

今日の終わりと明日への片道切符。吐き出される虚無感。

暁に背を向けば。

伸びる影は頼りなく

不安げで。

影落とす心内のように

曇る窓の如く。

 

暁に背を向けば

眩しいものを見ずに済む

ただその背にずっしりと感じる不安 

あらゆる感情

そんなものを、ひと時忘れられる。

 

時代は流れ、

世界は変わる。

その中で失いながら

得るものもなく

 

ただ間違いを正当化して

進む未来

 

すぐ側の人たちよ

先にはどんな未来を描く?

 

きっと同じ道を歩む

そしていつか

 

暁に背を向けて

赤い陽を感じるんだ。