拾う者と捨てる物
何処にいても多分同じようなことをする。
繰り返すばかりの崩れ去る日々よ。
明日は必ずくると思い込んではいるが、
明日が来なければと思う日々もあり
ただそこにいるだけで
なにも出来ず
たた息をするだけで
死んだような人たちもいる。
巧みに罠を仕掛ける人や
作り笑いで築いた地位に奢る人。
溢れ返る下らない駆け引きに
僕らばかり馬鹿を見るのは何故だろう。
余りある未来を
悲観するならば先はそれ程永くはない
短い針を追うばかりでは、
見えるものまで見えなくなるだけ。
何かを切り捨てれば
何かが見えてくる
そんな都合の良い話があるものか。
先は長い
そして先は短い。
明日はもうそこまで。
捨てるか。
拾うか。
まだわからない。