明日の手前少し前。

今日の終わりと明日への片道切符。吐き出される虚無感。

繋ぐ線

か細く繋ぐ線は

今にも闇に溶けそうな

今にも水面に触れそうな

 

風に吹かれ

揺らめくしなやかさと

タダでは切れやしない

強情な、ほんの少しの強さを

備え持つ。

 

明日に迷う人たちと

また同じ場所に居合わせる僕は

見えない恐怖に目を閉じる。

 

ただ他人事のように劇的に明日が

変わるように。

ただありもしないような、楽観視だけが

僕と明日を繋ぐ線になる。