明日の手前少し前。

今日の終わりと明日への片道切符。吐き出される虚無感。

コバルトデイズ

蒼い日々は過ぎ

もう戻らない。

蒼い日々を持て余した頃

ただ浪費するばかりの僕らは 

 

気付かず失い零す

 

蒼い日々は過ぎ

もう帰らない。

 

時を巻き戻すように

年を重ねる度に懐かしい顔が並び

懐かしい話ばかりに逃げ込む

 

何か変わったことに

目を逸らしても

こうしていることで、ただ救われた

 

暗い昼間の商店街

僕らはまたなと

声にならないサヨナラを交わして

舞い戻る

 

何か違ったことに

目を逸らしても

そうすることで、ただ救われた。

 

蒼い日々は過ぎ

もう歩めない。