明日の手前少し前。

今日の終わりと明日への片道切符。吐き出される虚無感。

静流夜

雨シズル夜に想うことは

馬鹿馬鹿しくも後悔に満ちて、雨粒が汚れた面を流して行く。

 

だが、それで何が許されりだろうか。

無駄に重ねた月日が

疎らに巣食う悪夢を肥やして行く。

 

8分後にリセットされる今日を

俺は消化しきれているんだろうか。

 

消化不良のまま、ただ流れて行く

雨粒はただ夜にシズルだけ。