明日の手前少し前。

今日の終わりと明日への片道切符。吐き出される虚無感。

わからないまま

何もわからないまま

目に入らぬように進む。

手をかざし

悪いことから目をそらし

嘘ばかりの前向きさで固めた

脆い鎧を纏う。

 

明日になっても

変わらない

朝が来たって

何も改善しない

 

爆発的な幸運が訪れたとしても

先は見えている。

見えている先に怯えながら

逃げるなら

このまま嘯いていけばいい。

 

いつからか

いつだって

誰とも交れなくなり

いつからか

いつだって

心から笑えなくなった

 

不安に渦巻いた心に巣食う

どうしようもない闇

いっそ終わってしまえば良いと

いつも

思っているから

 

先が見えないんだ。

 

わからないまま消えるだけ。

限りあるもの

いつか絶える

いつか尽きる

 

明日か

1年後か

10年後か

 

誰にもわからない。

 

ただ

納得したかのような顔で

のしかかる不安を誤魔化すために

盲目に生きる。

 

明日はそこにあり

先を切り拓くこともできる。

 

それでも視界が悪いのは

衰えだけのせいじゃない。

 

限りある火が

あとどれくらい燃え続けてくれるのか

明日も怯えながら生きるんだ。

弛むコト

回りくどい日々

コトバを遠回しに

ヘッドを返すのはかなり先。

 

真っ直ぐに行けば

5分とかからない道を

遠回しに、遠回しに

2時間はかけて歩くような。

 

弛むコトバに

不安定な日々。

弛むコトダマに

揺らぐ道。

 

膝を曲げれば跳ね返る。

少しの希望だけ

夢見るだけで救われた気分。

 

弛みながら

明日を待つ。

奏デライン

まだ宵の口

頭の奥で響く聞き覚えのない調べ

見ないように進むのは

勇気がないから

それでも耳を澄ますのは

人一倍周りが気になるから

 

まだ宵の口

いつもと同じような時間に

いつもと同じような人口密度だけ高い場所

 

未だマイナスなのに

何処か勝ち誇ったり

何も得ていないのに

いつも用心深いのは

 

これ以上、失いたくないから

上を向いて進めないのは

空いたポケットから溢れ落ちる何かが

あると信じているから

 

ふと真夜中に

忘れかけたフレットに指が走る

 

奏でたい音色さえ

見えないままに。

救われない朝

朝がくる。

何も変わらない日。

楽しそうな学生達。

優先席を譲らない社会人。

窓から漏れる希望に満ちた顔した光。

 

何も変わらない。

昨晩、苦悩に歪んだ夜から

何も変わらない。

 

それでも朝はくる。

 

先延ばしにしてきたツケを払うときだ。

誰も手を握ってくれはしない。

手を差し伸べる振りはしても

誰も手を強く握りしめてくれはしない。

 

自分を救ってくれるのは

自分だけ。

 

救われない自分がいるのは

自分が足りないからだ。

自分が至らないからだ。

 

先のない道。

朝になればまた明日がくる。

また救われない朝がくる。

惨めな日に。

惨めな日にも同じように

陽は昇り

同じ顔して

陽は落ちる

 

神様なんていない

誰も助けてくれない

所詮他人だし 

当たり前だろ

 

それでも

 

神様はいるって

最後には誰かが助けてくれる筈だって

思っていたんだろ。

 

惨めな日。

意味のないこの1000日あまり。

 

繰り返し後悔する。

繰り返し繰り返し何度でも。

 

抜け出す術など

僕は知らない。

 

もう十分だろ。

 

受け入れて

尽きるんだ。